中国では新型コロナウイルスによる死者がついに2000人を超えました。病院が足りなければ突貫工事、自作のマスクや足りないと思えばやりすぎと思えるほどまでやる消毒。一見、過激に思える対策の理由はどこにあるのでしょうか。中国・北京から報告です。
(千々岩森生記者報告)
(Q.少し過剰にも見える対策は一部の国民の間の話?)
国民性の違いというのはもちろんあると思います。中国の皆さんは日本の人よりはあまり人の目を気にしないというのもあると思います。このピリピリムードというのは広がっていて、今、ちょうど北京は夕方の帰宅ラッシュの時間帯です。地下鉄に乗ろうかどうか感染が心配だという時にチェックするのが地下鉄の混雑状況が分かるサイトです。皆さんは心配しながらこれを毎日チェックしているということです。つまようじでエレベーターを押すという映像がかなり話題になりましたが、気持ちは分かります。例えば周りを見ていてもマンションの扉をひじで押したり背中で押し開ける人が本当に増えています。それも無理もなく、北京だけでも感染者は400人ぐらいになっているのです。そして、中国全土では毎日100人が命を落としていくというすさまじい状況です。日本が中国のピリピリムードを感じることなく、終息に向かってくれれば何よりだと思っています。
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